2020-01-01から1年間の記事一覧

「半沢直樹」は 令和を代表する素晴らしい主役だ

政治家や経営者には高齢者が多い。しかし、孤独には見えない。そう、たくさんの部下や取り巻きがいるからだ。金と権力を持つ者には、孤独など無縁。だから、金と権力を握った者は、その地位にしがみつく。ただそれでは、世代交代が進まず、日本も企業も衰退…

アメリカの大学は凄い

今年も、ノーベル賞の季節が巡ってくる。私のような、法学系の人間にとって、理系の人たちが羨ましい季節だ。法学系の人間でノーベル賞というと、文学賞か平和賞。 卒業した大学の自慢話と言われるかもしれないが、コーネル大学は、卒業生から、ノーベル賞の…

時代に取り残されるな

昔、私が学生だった頃、「都市銀行」と呼ばれる大銀行が、13行もあった。それらは、世界ランキングでも、上位の銀行だった。その後、経営破綻した北海道拓殖銀行を除く12行は、統合を経て、3大メガバンクとなった。 当時、就職面接の時に、「御行の気風に惹…

国民が夢や生きがいを持てる日本に変革して欲しい

一人一人の国民の努力の結果、経済大国となった日本。その国民が担ぐ神輿に乗るだけの政治家。彼ら、彼女らが「一流国家日本」を創り出したわけではない。政治の怠慢で、いつまでも、国民の幸福や夢をないがしろにしていると、いつ何時、国民が気力を失い、…

面白かった映画

時代の影響かもしれないが、ドラマ「半沢直樹」のように、ストーリー展開が早く、たくさんのエピソードが盛り込まれたドラマでないと、最近、面白いと感じなくなった。読書で言う、行間を楽しむという、昔の感覚は消えてしまった。 ドラマ同様、映画もそうだ…

強い人たちの世界 弱い人たちの世界

この世界は、ひとつだと思っていた。しかし、違った。この世界には、強い人たちの世界と、弱い人たちの世界のふたつがある。 強い人たちの多くは、生まれながらに、富と幸運を持つ。弱い人たちのほとんどは、生まれながらに、貧しさと不運を持つ。そんな人た…

「半沢直樹」以上に会社人生はドラマチックだ【2】

私は2年間のアメリカ留学後、帰国。新設された総務部「海外法務室」という部署に配属された。海外法務室は、全員、海外のロースクール卒という顔ぶれ。ユニークな職場だった。ただ、社内では「人間動物園」などと揶揄されていた。 しばらくして、初代海外法…

失敗するたびに夢を持てばよい

日本では、志望の大学に入れなかった悔しさを抱えている人はいても、大学受験で、青春を犠牲にしたと思う人は、あまりいないだろう。大学は、努力に見合う何かを与えてくれるところだからだ。首相となる菅さんを見ていると、強くそう思う。法政大学で学んだ…

「半沢直樹」にとって頭取や社長は敵か味方か

半沢直樹の活躍を毎週ワクワクしながら見ている。しかし、ドラマ「半沢直樹」に、多少の違和感を覚える。そう、銀行の頭取や出向先の証券会社の社長が、半沢直樹にとって、「敵か味方か」、あまり明確に描かれていないからだ。 半沢直樹が、会社人生をかけて…

「菅首相」政治が国民の未来を変えてくれる時代はいつになったら来るのでしょう

私たちは、自分の過去を変えることはできない。しかし、未来を変えることはできる。同様に、私たちは、日本の過去を変えることはできない。しかし、未来を変えることはできる。そう、「民主制」という政治により、私たちは、日本の未来を変えることができる…

「半沢直樹」以上に会社人生はドラマチックだ【1】

会社人生、その中で、どれだけ様々な仕事をしなければならないかということを知ったら、誰もが驚くだろう。そこにあるのは、「半沢直樹」以上にドラマチックな世界なのだから。 私は、海外で仕事をしたいと言って鉄鋼メーカーに入社。当時の鉄鋼メーカーは、…

人工知能(AI)が法的に認知されるとき

現在の法制度でも、人間ではないが、法律上人格を認められ、契約などの法律行為を有効に行い、権利、義務の主体となることができる資格(権利能力)を認められるものとして「法人」がある。銀行や商社、メーカーやメディアなどの様々な会社や、大学、協同組…

知能指数(IQ)

昔は、中学のときに、「知能検査」と「職業適性検査」があった。当時、教師が「知能指数(IQ)が140以上を天才というのだ」と言っていた。実は、私がそうだった。IQのせいか、職業適性検査では、不適性な職業無しという結果だったことを覚えている。 IQ140以…

アメリカの大学に関する都市伝説的な誤解【2】

アメリカの大学生は、日本の大学生とは比べものにならないほど、よく勉強すると言われている。一流大学に限って言えば、これは事実だ。そこで、アメリカの一流大学の学生が、なぜよく勉強するのかという理由について説明しよう。 米国の場合、4年制の学士課…

グローバルスタンダード

「グローバルなコロナ感染拡大」により「戦後最長の景気拡大」は、実感のないまま終焉を迎えた。大企業が、低金利、円安、労務費削減などにより蓄えた内部留保も、結局、日本や日本人に還元されることなく、リストラ財源として消えていくのだろう。 国は、政…

アメリカの大学に関する都市伝説的な誤解【1】

なぜか日本には、アメリカの大学に関して、次のような都市伝説的な誤解がある。 (1)アメリカの大学は、入るのは易しいが、卒業するのは難しい。 (2)アメリカでは、どの大学を卒業したかなど、あまり重要ではない。 この都市伝説の由来として、次のよう…

新民主主義

今の日本社会は、貧しい者、生き方が不器用な者、様々な事情で学歴を得られなかった者、就職や転職に失敗した者、さらには、真面目で我慢強いにもかかわらずチャンスに恵まれなかった者に冷たい「敗者復活のない社会」。彼女、彼らのような普通の人たちが、…

人間の持つ不思議な力

今思うと、不思議な体験をしたことがある。2歳のとき母に連れられて品川区の大井町に住む母と同郷の知人(女性)のお宅に伺ったときのことだ。母と私と1歳年上の兄の3人で。 そのお宅には広い庭があり池があった。当時の品川は、今では考えられないような田…

時代を変革する創業者のインキュベーターたり得る大学

日本の大学教育を俯瞰すると、まさに「教養重視」。教養を身につけるのは良いことだ。しかし、現実の世界はアカデミズムとは無縁。ロシアや中国ですら、経済システムは概ね資本主義。資本主義社会は金を儲けた者が勝者。アカデミズムでは学者にでもなれなけ…

「武器よさらば」バーチャル戦争の時代

将来、AIやITの力で、何もかもがバーチャル化していくと、そのうち「バーチャル戦争の時代」が来るのではないか。人と人が殺し合いをする代わりに、「バーチャル戦争」で決着をつける時代。今は、誰もそんなことは起こり得ないと思うだろう。しかし、今の世…

経済が成長しない時代を生きる私たちのアプリオリな不幸

平成、令和と30年以上にわたり経済がほとんど成長していない日本。経済が成長しないのにインフレにもならず物価が停滞していることが唯一の僥倖か。とは言っても、収入は上がらない。しかも、政府と経営者は、サラリーマンの収入を上げないどころか、賞与や…

2020年の今 私たちは何をなすべきか

コロナの中で生きている毎日。ふと、両親のことを思い出した。大正時代に生まれ、昭和、平成と生き抜いた両親。日本がまだ発展途上国で貧しかった時代を必死に生きた両親のことを。時代に翻弄され、貧しさの中、個人としての夢や希望など到底持てなかった。…

2020年の世界に何が必要なのか思い出して欲しい

情報通信技術の飛躍的な進歩により通信コストは著しく低下した。とりわけインターネットによる情報通信には、ほとんどコストがかからなくなった。これまで人類が営々と積み上げてきた膨大な知識や情報、日々世界中で大量に生み出される様々な情報が、サーバ…

ゼロ金利と高齢化がもたらすもの

昭和の時代には、現役時代に、国債や養老保険や定期預金、さらには不動産や株式の運用などで、あまりリスクをとらずに金融資産を増やすことができた。定年後は、現役時代に蓄えた金融資産と退職金などの運用と年金で、安泰な老後生活を送れた。しかし、それ…

低成長ゼロ金利の下での投資

私が子供のころは、貰ったお小遣いを貯金すると、おそらく現在ならば数百万円を定期預金として預けたくらいの金利がついた。古き良き時代だった。 ゼロ金利の現在は、貯金をして少しずつ増えていく金利を楽しむという庶民の慎ましい夢も今は昔。収入が減り、…

資本主義の末路が社会主義というパラドックス

政府は市場に介入して一生懸命に「日経平均株価」を上げようとしている。株価が下がり日本経済が崩壊するという「最悪のシナリオ」を回避するためだ。それはそれで政府の政治判断であり、お任せするしかない。 それでは、株価が下がると、どのような不都合が…

メディアの未来

新聞は、無駄を省いて優れたコンテンツの作成とネット配信に特化しないと、10年経たないうちに消滅するだろう。 記事をネットで飛ばせばいいものを、特注の紙に、専用の工場で印刷して、トラックで販売所に運び、販売所の人間がバイクや自転車で、毎日一軒一…

独占禁止法違反にみる会社の自浄能力劣化のプロセス

会社では、利益を上げる事業部門の社内でのステイタスは上がる。そして、部門のステイタスが高くなれば、人、物、金の経営資源をより多く使うことができるようになる。当然、その部門で働く人間の個人業績も向上する。しかも、人事考課も報酬も業績連動だか…

古き悪しき時代

昔、大企業には「専門家になったらもうお仕舞い、出世できなくなる」という訳の分からない都市伝説のような呪いがあった。それで、多くのサラリーマンは、会社に入った途端、せっかくの素晴らしい学歴や才能を捨て、学ぶことも止めて、上司や同僚と酒を飲ん…

137億年の宇宙が創りだした最高傑作

ビッグバンから137億年。この宇宙の気の遠くなるような長い歴史の中で、偶然のように誕生し、そして、今を生きる76億人。かけがえのない仲間だ。殺し合いばかりの歴史の中で、ようやく勝ち取った、とても脆い平穏。今までに何億人の人間が殺されてきたのだろ…