自民党の良いところは、政治理念やイデオロギーにこだわる野党とは違い、節操がない位に融通無碍でプラグマティックなところだ。
ところが最近では、自民党の売りの「経済政策」に自信が無くなったせいか、イデオロギーとまではいかないまでも、妙に政治理念にこだわる政党になってしまった。
ガッカリだ。
その昔、この日本で革命でも起きるのではないかと思えるほど騒乱が続いた。
その中で、それをものともせずに高度経済成長を実現したのが自民党。
自民党の融通無碍なプラグマティズムが、この国を繁栄に導いたとも言える。
褒め過ぎか。
全ての政治家の皆さんに言いたい。
昔も今も、国民が望んでいるのは、「政治理念」や「イデオロギー」では無い。
経済の繁栄と、平和で安全で、豊かな暮らしなのだ。
与党も野党も「自由と民主主義」の国家の政党らしく、もっと国民に寄り添った、プラグマティックな政党になって欲しい。
ところで、ロシアのウクライナ侵攻以来、メディアを通してロシアやウクライナや米欧の政治家を見る機会が増えた。
それで感じたのだが、彼ら彼女らは、日本の政治家に比べて、ハッキリ言ってつかみどころが無くて怖い。
世界中の政治家が、平和ボケした日本の政治家のようになってくれれば、この世界から戦争が無くなるだろうと感じた。
日本人は優しい。
全ての政治家に望むのは「日本人が、いつまでも優しいままでいられるようにして欲しい」ということだ。