2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

独占禁止法違反にみる会社の自浄能力劣化のプロセス

会社では、利益を上げる事業部門の社内でのステイタスは上がる。そして、部門のステイタスが高くなれば、人、物、金の経営資源をより多く使うことができるようになる。当然、その部門で働く人間の個人業績も向上する。しかも、人事考課も報酬も業績連動だか…

古き悪しき時代

昔、大企業には「専門家になったらもうお仕舞い、出世できなくなる」という訳の分からない都市伝説のような呪いがあった。それで、多くのサラリーマンは、会社に入った途端、せっかくの素晴らしい学歴や才能を捨て、学ぶことも止めて、上司や同僚と酒を飲ん…

137億年の宇宙が創りだした最高傑作

ビッグバンから137億年。この宇宙の気の遠くなるような長い歴史の中で、偶然のように誕生し、そして、今を生きる76億人。かけがえのない仲間だ。殺し合いばかりの歴史の中で、ようやく勝ち取った、とても脆い平穏。今までに何億人の人間が殺されてきたのだろ…

ネットとコスモポリタン

現代は素晴らしい時代だ。たった一人引き籠もった部屋の片隅でパソコンに向かって、アイフォン片手に雑踏や青空の下で、世界と繋がっている。SNSを使って世界中の人々、友人、かけがえのない貴方と繋がっている。同じ時代を生きる私たちは、果てしない空…

人生100年時代

平均寿命が延び「人生100年時代」などと言われているが、自分の裸の姿を見れば、現実に引き戻されるはずだ。これは老人だけの話ではない。若者だって体を鍛えなければ無残な姿になってしまう。元気なままで人生100年を謳歌できる人間など、本当は一人もいな…

恐ろしい終身雇用の時代

昭和の終わりのバブルの時代は、積極的に資産運用をしなくても、郵便局や銀行の定期預金、積立式の生命保険に預けておけば、元本保証で年6パーセント以上の利回りが得られた。特別な金融知識を持たない普通のサラリーマンでも、現役時代にトータルで数千万…

日本の生産性が低いのは

日本の生産性が低いのは、大企業が競い合って、新卒一括採用で、たくさんの優秀な学生を囲い込むためではないか。その大企業も、なぜか囲い込んだ学生が社員になった途端に魅力を感じ無くなるようで、入社後はOJTでほったらかし。だいたい、会社の仕事など、…

競争社会

日本人は大学受験で騒ぎ過ぎる。確かに、大学受験は人生での大きな試練である。しかし、人生における本当の試練は、大学を卒業して実社会に進んでから始まる。それはお金を稼ぐための競争である。ここで「お金を稼ぐ」と言う理由は、資本主義社会では、お金…

日本の未来は危機的状況

日本では、少子高齢化により労働人口が減少し経済成長が停滞している。それを打開するため競争力強化として、無理をして「ゼロ金利、円安、株高」という時代錯誤の重厚長大・輸出産業偏重とも言える経済環境を創り出そうとしている。しかも、国際競争力を回…

業務IT化に逆行する理解不能

業務IT化の時代に、なぜ社員は毎朝、時間をかけて遠い職場へと通わなければならないのか。そして、なぜ一日の仕事を終えて疲れ切った体で再び遠い自宅へと帰らなければならないのか。そもそも、なぜいつまでも営業や企画、人事や経理など様々な部署の社員…

格差という悪夢

社会主義も共産主義も駆逐され、資本主義経済システムが世界のグローバルスタンダードとなり、世界中の国々で規制緩和や自由競争が推し進められた。その結果、最適な国や地域で、より効率的に比較優位性を持つ製品やサービスの提供が可能となり、国際分業が…