G7の一員だと浮かれて いつも西側の言いなりの「驕れる国 日本は久しからずか」 2050年の世界の主役は 西側諸国ではなく 中東 アフリカ アジア諸国になっているからだ

これまで西側諸国は、EUを創設したり、世界の了解も得ずに勝手にG7を創って、先進国だけでこの世界を我が物顔に牛耳ってきた。

ロシアのウクライナ侵攻に対しても、世界に号令をかけて、西側に楯を突いたロシアを潰しにかかっているが、必ずしも上手くいっていないようだ。

確かにこれまでは、中東やアフリカやアジア諸国は束になっても、西側諸国の経済力や軍事力にかなわなかった。だから、いやでも西側諸国の号令に従わざるを得なかった。

しかし、そのような状況は大きく変わって行きそうだ。

将来の世界各国の経済力を予測したデータである「2050年世界GDPランキング」を見ると、次のような順位になっていて驚かされる。

1位 中国

2位 インド

3位 米国

4位 インドネシア

5位 ブラジル

6位 ロシア

7位 メキシコ

8位 日本

9位 ドイツ

10 イギリス

11 トルコ

12 フランス

13 サウジアラビア

14 ナイジェリア

15 エジプト

16 パキスタン

17 イラン

18 韓国

19 フィリピン

20 ベトナム

21 イタリア

22 カナダ

23 バングラデシュ

24 マレーシア

25 タイ

この順位を見ると、現在「自由と民主主義」のリーダーとして世界を牛耳るG7の中で、残るのはアメリカだけ。

日本、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、カナダは番外。

2050年の世界では、プライドの高い欧州諸国は、世界の厄介者になっているかもしれない。

何せ2050年の世界の主役は、中東、アフリカ、アジア諸国になっているからだ。

それどころか、アメリカだってアフリカ系やアジア系アメリカ人が、大統領になっているかもしれない。

ロシアに対して西側諸国が経済制裁を行なっているが、今回が最後かもしれない。
いまに西側諸国の経済制裁にビビル国なんてなくなるからだ。それどころか、一枚岩の経済制裁なんてできなくなる。

考えて見れば、世界1位のアメリカ経済を牽引しているグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフトでは、生身の人間主体の地上戦は戦えない。

日本のテレビのコメンテーターが、マクドナルドのハンバーガーを食べられなくなったロシア人が、プーチン政権にノーを突きつけるなどと言っていた。

いくら何でも、マクドナルドなくなったからと言って戦争を止めたくなるなんて、柔な西側諸国の人間くらいだろう。

2050年の日本のGDPのランクは8位。なんとか上位に食らいついている「よかった」。

とにかくこれからの日本は、将来の世界のパワーバランスを考慮して舵取りをしていかないと、世界ばかりか宗主国アメリカからも見捨てられかねない。

「驕れる日本は久しからず」ということか。