G7サミットを見ていて思った 「驕れる者は久しからず」ということを

世界の歴史を振り返ってみると、エジプト、ギリシア、ローマの昔から、たくさんの国々が勃興し滅亡していった。

「驕れる者は久しからず」ということだ。

 

今の世界の主役はG7ということになるのだろう。G7の顔ぶれを見てみよう。

アメリGDP世界1

日本GDP世界3

ドイツ4

イギリス5

フランス7

イタリア8

カナダ9位。

世界をリードする錚々たるメンバーだ。

しかし、このG7だって決して安泰ではない。日本を見ていればよく分かるはずだ。

 

このG7のメンバーを「2050年の予測世界GDPランキング」でみると驚かされる。

アメリ3

日本8

ドイツ9

イギリス10

フランス12

イタリア21

カナダ22

となるからだ。

これでは、G7なんて言って、カッコ付けていられない。

過去の栄光にすがる7か国なんて、世界の厄介者扱いだろう。

 

2050年の予測世界GDPランキング」の上位7か国でG7を結成したら、次のような顔ぶれになる。

中国

インド

アメリ

インドネシア

ブラジル

ロシア

メキシコ

7か国。

現在のG7で残るのはアメリカだけ。

しかし、この面子では、アメリカはG7から排除されるかもしれない。

 

2050年頃には、「西側諸国」イコール「先進国」なんて、昔話になるということだ。

それどころか、西側諸国が経済制裁をかけ続けているイランは17位。

イタリア、カナダを追い越している。

 

ロシアのウクライナ侵攻に対して「自由と民主主義」のために立ち上がったG7

しかし、2050年の世界では、歴史の表舞台から退場しているかもしれない。

「驕れる者は久しからず」ということか。

 

日本人としては、そんなはずはないと否定したいところだが、信長流に言えば「是非に及ばす」ということかもしれない。

 

2050年は遠い未来ではない。今年、社会人になった若者は、まだ現役バリバリ。

今の私たちには想像できないような世界にだけはなって欲しくない。