資本主義という共通の価値観で ようやく世界市場が構築されたと言うのに ロシアに対する経済制裁で 元の木阿弥 再び世界は分断されブロック化され 何も建設的な取り組みができない暗黒の時代に突入した

ロシアのウクライナ侵攻で分かった。

日本が、ウクライナのように通常兵器で侵略され、日本国民が犠牲にならないようにするには、核兵器で、相手国を完膚なきまでに破壊できる能力を持つ以外に、方法は無いということが。

通常兵器に対して、通常兵器で戦おうとすれば、必ず日本国民に、甚大な犠牲が出る。

それどころか、資源も無く、食糧も自給できない日本、長期戦になれば破滅だ。

そんな日本だからこそ、手を出した国を、必ず破滅させることができるだけの、圧倒的な核兵器を保有しなければ、侵略を防ぐことはできない。

日本が戦争を放棄するのではなく、日本に対する戦争を放棄させるしかない。

残念ながら、それが現実。

ただ、核兵器の保有と言っても、アメリカやロシアや中国のようにはいかない。日本の場合、国土が狭過ぎるからだ。

日本本土にミサイル基地を設けていては、ターゲットになって撃破されるだけ。

いつでも直ちに発射できる核弾頭ミサイルを、敵からロックオンされることなく、安全に運用する必要がある。

そのためには、核弾頭ミサイル搭載潜水艦を、できるだけ多く保有するしかない。

それも水中航続期間が長く、ステルス性の高い「原子力潜水艦」。

ただ、そのためには、莫大な軍事費と長い時間がかかり、間違いなく日本は疲弊する。

今、世界は大変なことになっている。

ロシアとウクライナ（西側諸国）の戦争は、核戦争に発展するリスクすらある。

欧州が、消えて無くなるかもしれないと言うのに、アメリカは、煽るだけで止めようとしない。だから戦争は、エスカレートする一方。

それはそうだろう、ロシアのウクライナ侵攻で、アメリカは一人勝ちのボロ儲け。

ロシア依存を高めていた欧州は、ロシアのウクライナ侵攻のせいで、アメリカにひれ伏さざるを得なくなった。

極東では、北朝鮮がミサイルを撃ちまくっている。

しかし、アメリカは、止めようとしない。そのおかげで、日本も韓国も、アメリカにひれ伏している。

ここでも、アメリカは一人勝ちのボロ儲け。

日本の血気盛んな政治家や評論家は、日本人が平和ボケして戦う気概がないから、西側諸国が本気で助けてくれないなどと言っている。

しかし、よく考えて欲しい、西側諸国の先鋒の日本が戦う相手は、核兵器を持つロシアや中国や北朝鮮。

西側諸国が、甚大な損害覚悟で、日本を助けてくれるはずがない相手ばかり。

だから日本としては、西側諸国と距離を置いてでも、隣国の中国やロシアとの関係を、アメリカの言いなりに悪化させるべきではない。

とにかく、ロシアのウクライナ侵攻のせいで、世界中が取り組んできたグローバリズムや地球環境問題なんて、吹っ飛んでしまった。

資本主義という共通の価値観で、ようやく世界市場が構築されて来たと言うのに、ロシアに対する経済制裁で、元の木阿弥。

再び、世界は分断され、ブロック化された。

最早、この世界では、何も建設的な取り組みができなくなってしまった。

暗黒の時代に突入したのだ。