異次元金融緩和で ゼロ金利の日本 キャッシュを持っていることが 犯罪扱いの この国は 最早 資本主義国家というよりは 共産主義国家だ

異次元の金融緩和でゼロ金利の日本。

キャッシュを持っていることが犯罪扱いのような日本は、最早、資本主義国家というより共産主義国家。

金を稼ぐ人間を罰して、金を稼がない人間を守る政策ばかり。
利益を上げる企業を罰して、利益を上げない企業を守る政策ばかり。

それなのに、この国では、政府の旗振りの下、熱心に、国民に投資を勧めている。

「投資をしない国民は、非国民」とでも言われかねない風潮だ。

しかし、ゼロ金利では、プロの投資家ですら、儲けるのは難しいというのに。
素人が投資で儲けるなんて、夢のまた夢。
この国の政府、やっていることが、意味不明だ。
そもそも、政府が勝手に始めたゼロ金利
そのせいで、一般庶民は、金が金利を生む、薔薇色の不労所得とは無縁になってしまった。

政府は、ノーリスクの金利なんて、許さないらしい。
まるで共産主義国家だったソ連のようだ。

ハイリスクと自己責任を伴う投資という不労所得しか許さないらしい。

しかし、よく考えて欲しい。

ゼロ金利のせいで、年金財政は、火の車。

庶民は、ローンの金利負担が軽くなったことに目を奪われて、ゼロ金利のせいで、老後資金を作れなくなったことに気づかない。

ゼロ金利のせいで、企業だって、従業員のために運用していた、退職金や企業年金制度を止めてしまった。
企業が、ゼロ金利の中で、従業員のために、運用リスクまで取って、フリンジベネフィットを負担していたら、経営責任を問われかねないからだ。
その代わりに、企業は、従業員の自己責任で、退職金や個人年金を運用させる確定拠出年金を導入した。
要するに、ゼロ金利で、企業丸抱えだった退職金や企業年金制度を維持できなくなったので、老後が心配なら、自分でリスクを取って運用しろと、突き放したのだ。
確定拠出年金は、ゼロ金利でさえなければ、従業員思いの素晴らしい制度。
退職金の前払いみたいなものだからだ。

しかし、ゼロ金利では、ただの残念な制度になった。

このままでは、サラリーマンの老後は、大変なことになる。
それなのに政府は、土砂降りの日本経済の中で、金融緩和だと叫んで、無能な事業者たちに、使いきれないほどたくさんの金をばら撒いている。

日銀総裁は、ゼロ金利さえ続けていれば、日本経済が復活して、給料が上がるはずだと、政治家や国民を洗脳してきた。

やっていることは、ゼロ金利で、庶民からリスクフリーの不労所得を得る機会を奪っただけなのに。

しかも、ゼロ金利のせいで円安になって、国民が困っても、知らんぷり。
ひたすら国民に我慢を強いるだけ。

そんなことをやってきた日銀総裁
結果も出せずにトンズラ。

全く酷い話だが、居座られなかっただけ、まだましと諦めるしかない。

結局、ゼロ金利でボロ儲けしたのは、高額な報酬を手にしてトンズラした日銀総裁だけ。
そんなことを考えていたら、イソップ童話の中でも有名な「アリとキリギリス」を思い出した。
コツコツとアリのように、真面目に働き続ける生き方を賛美する話だ。
しかし、この話も、今やこの国では時代遅れ。
アリのようにコツコツ働いていているだけでは、豊かにはなれないからだ。
日本政府ですら、起業や投資や副業を奨励しているのだから、最早、アリなんて悪い方の手本。
それに引き換え、持ち前の才能と発想で、一気に稼いで、優雅に暮らすキリギリス。
昔なら、一発屋の山師のような、とんでもない生き方だったのに。
今では、キリギリスの方が、理想的な生き方になってしまった。
しかし、どう考えてもおかしいだろう。
ゼロ金利という、資本主義に反する共産主義国家のような政策をしておきながら、キリギリスのような生き方を推奨するなんて。

だいたい、そんな芸当、普通の国民にできるはずがない。
「できたのは、日銀総裁、あなただけだ」と言ってやりたい。

真面目にコツコツでは通用しなくなったこの国。
どうかしている。