軍事大国に囲まれた島国 資源も無く食料も自給できない日本が 世界のことを心配するなんて到底不可能「ロシアのウクライナ侵攻に興奮して感情的になる前に」身の丈をわきまえることも必要だろう

米欧に追従して、対ロシア経済制裁を進めている日本。

ただ、政府や国民には、対ロシア経済制裁により、日本が被るであろう、経済へのマイナス影響を回避するための議論が、欠落しているようだ。

そもそも、日本には、石油や天然ガスなどの、発電や基幹産業に必要な資源が無い。

だから、少なくとも、停止中の原発を再稼働するべきなのに、まだ、何もしていない。

将来的には、原発で、電力需要を100パーセント賄うべきだろう。さらに、原発防衛のために、各原発を、自衛隊の基地化すべきかもしれない。

海洋国家の日本としては、海上自衛隊の艦艇は、原子力化すべきだろう。有事に、ガス欠で、使い物にならなくなるなんてことが、無いように。

そして、肝心要が、核武装。ただ、国土が狭いので、海上自衛隊の、艦艇の核武装ということになるだろう。

そうは言っても、こんな事を、本当に、実行しようとしたら、日本は、世界中から、経済制裁を受けるかもしれない。

ただ、これくらいのことを、実行する覚悟が無ければ、世界平和を担うどころか、日本の防衛すらできない。

ロシアのウクライナ侵攻のせいで、「何でも有り」の世界になった。

日本も、今までの延長線上で、ただ「平和を願う」と言っているだけでは、通用しなくなったことを、認識した方がよい。

こんなことを考えていると、「世界の警察」を自認して、実践してきたアメリカは、凄い国だと、改めて思う。

「お疲れ様、これからは、私たち日本人が、その役割を担います」なんて、絶対に言えない。

軍事大国に囲まれた、極東の、狭い島国。資源もなければ、食料も自給できない上、災害のデパートのような日本が、世界のことを心配するなんて、到底不可能だ。

だいたい、北朝鮮が、日本に向けてICBMを発射しているという恐ろしい現実を、放っておいて、ロシアのウクライナ侵攻に興奮して、感情的になっている場合ではない。

日本の実力を勘違いして、「アメリカの威を借りて」吠えている、メディアや一部国民に対して、身の丈をわきまえて、「できないことは、できない」とハッキリ言うことが、この国の為政者には、必要だ。

そうは言っても、日本の安全のためには、悲しいことだが、軍事大国化への道しかないのではないか。その上で、永世中立を目指すべきだろう。

ただ、その道を進めば、日本国民は、さらに、貧しく、不幸になる。それだけは覚悟しておかなければならない。